文鳥と外来種の回

Twitterで何度も何度も何度もツイートしていた鉄腕DASH(3/19放送分)についてです。

相変わらずまとまってません。

魚の話含めて3000文字くらいあるらしいです。

 
まず私はTOKIOさん及びジャニーズさんをめちゃくちゃ推してるとか、そういう界隈の人間ではありません。
ただDASH村あたりから鉄腕DASHをゆるっと見てる茶の間の人間です。
TOKIOさんにお金を落としてなければ、各種島作りなどに金銭的援助などもしてない、ただの一般市民です。
その茶の間の人間がなんでこんなに鉄腕DASHについてギャースカつぶやいてたか、自分で覚えとくためにも書こうと思って更新してます。
 
 
一言でいうと「一部の文鳥愛好家」の方の無責任な発言にいらっとしたから、ただそれだけです。
事の発端は鉄腕DASHさんが企画で耕している畑というかビニールハウスに備え付けていた定点カメラに文鳥が映ったのを専門家とTOKIOさんが「保護せず様子見をする」という選択肢を取ったところからはじまります。
その際に「人に飼われていた」ことを専門家の方も認識したうえでその選択を取った事、またそれをテレビという不特定多数の見ているところで発言内容を流してしまったためTwitterが軽く荒れました。(実際はこの文鳥ともうひとつ、なんかすごい強い見た目の魚を食べたのも原因ですが)
 
文鳥とはなんぞや?って方はWiki先生で確認をどうぞ。
私も最初「文鳥ってあの文鳥?」と思いました。私の中の文鳥は「鳥籠のなかでいきている愛玩動物」というくくりのなかの「鳥」だからです。
幼い頃に飼っていた数羽のうちの1匹はおそらく文鳥です。
それくらい、日本で身近な鳥です。
実際野生にいるとしたら「だれかがにがしてしまった」もしくは「だれかがにがした」鳥です。それくらい日本で自然に増えることがむずかしそうな鳥です。
都会のビニールハウスにそんな鳥が現れ、そして保護されなかった。
その結果
「保護をしないなんておかしい」「かわいそう」「公式に保護するようコメントをしてきた」というツイートが出てきました。
まるで「捕まえなかったスタッフに非がある」かのような書き方です。
 
冒頭で書きましたが、この文鳥はスタッフが直接目で見たのでしょうか?
答えは「わからない」です。
撮影している時スタッフさんがいたかもしれませんが、いなかったかもしれません。
そのための定点カメラなんです。
そしてもし居たとしてもそのスタッフさんが「鳥に詳しいのか」なんてわかりません。
鉄腕DASHってびっくりするくらい色んなことに詳しい各分野の先生方をよくつれてくるので、そんな先生方が常駐もしくはスタッフさんに何もかもを教え込んでいるのか、というとそれは「ちがう」んじゃないかなと思います。
TOKIOさんたちがなんかもうアイドルって枠から飛び出過ぎててよくわからなくなってきてるんですけど、でも鳥の専門家じゃないんですよね。大工でもない。アイドルなんですよね。
そしてあのビニールハウスの企画は「生態系全般」についての企画であって迷い鳥の保護活動施設じゃないんです。
またくるかわからないたった一羽の文鳥のためにスタッフさんが寒空の中見張り続けろってなかなか酷な話だと思います。
そして苦労して「保護」したとして「そこにかかる経費や時間」はどこのだれが負担してくださるのでしょうか。
「保護したら警察が面倒みるよ」ってツイートもありますけど「保護するまで」の労力はどこから出てくるのでしょう。また警察に届ける「手間」は?
そんなに「文鳥がかわいそう」なら、ロケ地付近で保護活動をされている方を見つけ相談した方がロスは少ないと感じます。
テレビ局が借りてる場所なので一般人が入り込むなんて難しいでしょう。
でも「保護してよ!しないなんて最悪!」ってツイートより「保護のお手伝いできます、したいんです」の方がお互い気持ち良いと思うんですよね。それが叶うかどうかは別として。
というか、根本的に「なんでたまたま見つけたテレビ局が責められてて飼主が怒られてないの」って思うんです。だってテレビ局が放した文鳥じゃないんだもん。どこかの誰かが故意なのかわからないけど「にがしちゃった文鳥」なんですから。
文鳥がすき」っていうなら「きちんと管理できていない飼主の多さ」もきちんと見つめて欲しいです。今回これを書くにあたって、じゃあどれだけ鳥がいなくなってるのかな?って調べて見たらめちゃくちゃ多いんですよね。
犬猫あたりだと「迷子札」や「icチップ」があるし鳥より大きいので、見つかりやすいはずなのに見つからない子もたくさんいます。
空を飛ぶ小さな鳥なのだから見つかりにくいぶん「にがさない努力、にげた時の保険」についてもっと周知されてても良いのではと思いますし飼う前に調べて欲しい。人の手に慣らされた野生の本能のようなものがそこまでない文鳥があんな都会で季節をまたげるか、怪しいところだと思います。
 
なぜか責められるのは番組。
ツイートなどで「保護するべき」っていうなら「あなたもなにか行動するべき」じゃないんですか、と思って見てました。何回でも言いますけどボランティア番組じゃないんですよ。お金が色々動いてるんですよ。
 
一般企業と同じで予算の中で企画が動いているんですよね。なのに「テレビ」ってだけでボランティア活動しなきゃいけない、やらなきゃ非道だ、ってどうなんでしょう。
もし、自分の会社に似たような案件きたらどうします?
 
番組側も今回のことはある程度起き得る反応だと思ってたんじゃないかなと私は思ってます。
そしてその上でカットせずに放送してくれた。
だからこそ「いまこうして愛玩動物が都会で彷徨っている現実があるんですよ」という「事実の部分」をつつみ隠さず出してくれたのではないかな、と思ってます。
そこを「テレビだから」という理由だけで保護したらそれはもう「つくられた世界」にしかならないですし、こんなに話題にすらならなかったんじゃないでしょうか。
ハッピーエンドほど人は忘れてしまいやすいですから。
だからこそ、カットせずに流してくれた鉄腕DASHという番組は私は好きです。
もし、それでも何が何でも保護しなきゃって方はまず行動して見たらいいと思います。あくまで上からではなく「おねがい」という形で。
保護活動ってじつはめちゃくちゃ大変で体力もお金も時間もどんどんどんどんなくなるんだなってわかるかな、って思います。
 
 
以下外来種のあの魚について。
番組タグで見てたらあの外来種を食べることについても賛否両論あったみたいですね。
ただなんとなく「食べなきゃオーケー」みたいな雰囲気が流れてたのでこっちは取り敢えず「逃した元飼主をどうにかして」としか思ってません。し、あれこそ沖縄県、「行政」が困っている案件だから「外来種にかぎり捕獲ボランティア募集」とかしたらある程度どうにかなりそうですけど、そのあたりどうなんですかね。どれが外来種か見分けるスタッフつれてくるのが大変かもですけど。
個人的にグッピーがあっさり捕まるなら参加したいなって思いますが飼育ができるかっていわれるとアレです。
あの食べられてた強そうな外来種限定の捕獲ボランティアもやりたい人がいるなら募集かけるのも手なのかなと思います。捕まえた後に食べていいかどうかは先に決めといた方が良さそうですが。。
 
 
 
 
 
 
長々と書きましたが鉄腕DASHの企画って一見「ボランティア精神高め」なものが多く見えるからなのかもしれないんですけど、対企業であることを忘れてるからこその荒れ方だったのかなと思います。